コロナ関連Watching

コロナ関連の個人の情報収集サイトです

ユーザ用ツール

サイト用ツール


ワクチン:専門家を交えたワクチン大議論会10.18

専門家を交えたワクチン大議論会

推進派・中立派・慎重派・反対派の議論会

【元動画】
【井上正康】ワクチン超党派議連 推進派と反対派が同じ議場に立つ!
【超党派議員連盟総会】ワクチン大議論会 2022.10.18【ノーカットフル版】【ミュート無し】
【フル録画】専門家を交えたワクチン大議論会 推進派、中立派、慎重派、反対派の議論会、主催:子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟 10月18日(火)16:10-17:30開催


2022.10.18に行われた【こどもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟】主催の動画を文字起こししたものです。
文字で確認して、疑問に思ったらぜひ元動画も確認してみてください。

司会:
川田龍平(参議院議員 超党派議員連盟会長)

プレゼンテーター
村上康文(東京理科大名誉教授)
森内浩幸(長崎大学病院 教授)
井上正康(大阪市立大学名誉教授)
小島勢ニ(名古屋大学名誉教授)

質問者:
神谷宗幣(参政党 参議院議員)
青山やまと(立件民主党 衆議院議員)
須藤元気(参議院議員)

コメント:
宮沢孝幸(京都大学医生物学研究所附属感染症モデル研究センター准教授)
阿部知子(立憲民主党 参議院議員 小児科医師)
早稲田ゆき(立憲民主党 衆議院議員)
南出賢一(泉大津市長)


あいさつ

司会・超党派議員連盟会長・川田龍平議員:

今日はお集りいただきましてありがとうございます。
今日3回目となります「子供へのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」ということで、コロナワクチン接種後の副反応についてですとか、特に子供の生後半年~4歳までとこれから5~11歳まで含めて積極的接種の「努力義務」に代わって、さらにこ生後半年~4歳までの子供の「特例承認」もあったという事ですので、現状について厚労省から最初に説明いただきます。
その後、このワクチンについて推進派、慎重派それから中立派というか非常にその専門家の中でも意見が分かれていて、特にお医者さんあと特に親御さん達がこの子供の接種をどうするのかということについて大変悩んでいる方が多くいらっしゃるということであります。
自治体によってはこの接種券を一律に配布するというところと、そうではない方法で希望者に接種券を配布するといった対応をとった自治体もある中で、子供への接種については特に外国を見てもアメリカとカナダが推奨、それ以外のヨーロッパの国などでは今12歳以上ということになっていて、児童に、特に幼児ついてはまだ打つことにはしていない国が多いわけですがそういった、その国によって対応も分かれる中で、日本が児童に、特に小児に接種をすることについては私自身も薬害を経験してきた立場の当事者としてこの薬の問題については安全性・有効性についても非常に慎重にしなければいけないと思っております。
それで、ヨーロッパ議会でも今ファイザー社の社員が公聴会で証言をするといった世界的にもニュースになっている中で日本でどういった対応を取るべきなのかということについて議論をする場を設定させていただいたというところです。
今日は厚労省から最初に5分説明をしていただいた後に東京理科大学の村上康文名誉教授、それから今向かっているという長崎大学の森内浩幸教授、そこでいったん国会議員と議論していただきまして、大阪市立大学井上正康名誉教授、そして小島勢ニ名古屋大学名誉教授によるお話のあと首長の南出泉大津市長も来ていらっしゃいますし、それから京都大学の宮沢准教授もきていらっしゃると言うことで、そのお話を伺いながら皆さんで討論させていただければと思っています。
ではまず初めに厚労省と内閣府から来ているのですが代表して厚労省からこの子供への接種に関する背景、現状について説明を行っていただきたいと思います。


厚労省代表説明

厚生労働省代表者:

厚生労働省の方から、子供への接種に関する背景と現状説明ということでお手元の資料をもとに説明いたします。
まず1ページ目の資料は「5-11歳の小児に対する新型コロナワクチンに関する知見のまとめ」でございます。
赤文字で書いているのがオミクロン流行株への有効性について様々な海外の文献において示された感染予防効果、発症予防効果、重症予防効果、入院予防効果についての記載がございます。


次のページが「小児(5-11歳)における新型コロナウイルスワクチン(ファイザー)の安全性」について報告のサマリでございます。
特段、安全性についての懸念はみられなかったということでございます。


3ページ目でございますがこちらは我が国の小児に対する接種の安全性について、これは副反応検討部会というところでもちいた資料でございます。
こちらに書いてございますように、重大な懸念は認められないと考えられているということでございます。


4ページ目ではこちらも5-11歳に関する公的関与の規定についてございます。
ワクチンでございますけども、コロナのワクチンにつきましてはXXXXの予防接種と同様にですね、臨時接種ということでやらせてもらっていますけれども、いわゆる勧奨と努力義務の二つの点がございます。
そのうち、小児のワクチンにつきましては、いろいろと当初2022年の2月時点向かって(資料の)左手ですけれどもこの時点ではオミクロン期のデータがなかったものですから、少し慎重に見ていこうではないかというおまとめになっております。
ことしの8月時点で再評価しましところ、(資料中の)①が公衆衛生的見地でございます。
(資料中の)②が有効性・安全性に関する情報でございます。

オミクロン流行下での情報がまとまってきましたので再度評価をさせていただきまして、公衆衛生的見地から例えば、オミクロン流行下において小児の感染者数が割合というわけではございませんが、全体として増えているというところでございます。
また、小児感染全体のうち10歳の小児が約3割を占めていることですとか、下にありますように重症者数が増えているということでございます。
有効性や安全性については記載の通りオミクロン流行下においても有効性・安全性が一定程度確認されたということでこのたび、努力義務を外す必要はないのではないかということが 議論されたところでございます。

次の5ページ目でございますけれども、ファイザー社の新型コロナウイルスワクチンに関する小児への有効性、これは審査の報告書のページでございます。


6ページ目が安全性でございます。


7ページ目は3回目接種に関する評価でございます。


8ページ目でございますけれども、5~11歳の小児におけるファイザーの評価でございます。


9ページ目は、5~11歳の小児の似たような話でございますが、3回の接種に関しても同様に努力義務を課すべきかについて諮らせていただき、結果、努力義務を外す必要はないのではないかという結論に至っております。


続きまして、10ページはこの度、最近認められました生後6か月~4歳の小児に関するワクチンの有効性ということで審査の報告書です。


それから、11ページ目が安全性に関するデータについての評価でございます。


それから12ページ目は同じく新型コロナワクチンにの安全性に関するデータを示させていただいております。


次の13ページ目が6か月~4歳の小児に関する公的関与の適用に関するものでございまして、こちらも5~11歳の時と同様に公衆衛生的見地、それから有効性・安全性について、努力義務を外す必要というのはないのではないかということで現在に至っているところでごございます。
10月24日から生後6か月~4歳の小児に関する接種が開始されるというステータスになっております。

以上でございます。
厚労省資料


川田議員:

ありがとうございます。
村上先生10分程度と短いお時間ですがお願いします。


村上康文先生パート

村上 康文(東京理科大名誉教授):


本日はどういうお話をしようかと思っていたんですが、もう少しお時間が長ければ、このワクチンがどういう問題点があるかという全体像がお話しできたと思うんですが、話を短くしなければなりませんので要点だけお話しします。

それで私のメッセージとしては大人も含めて今すぐ接種をやめるべきだということです。
というのは、あまりに大きなリスクがあるということなんです。
おそらくどんな仕組みで免疫されるかということが免疫学者の中でも十分わかってないんじゃないかと思います。
メッセンジャー型ワクチンそのものに私は大きな問題点があると思ってますし、欧米では多くの被害者も生まれています。
おそらくこのまま推進するともう一段被害者が増えるだろうと思います。
それからもうひとつは有効性がもう落っこちてしまっているので止めるんだったら今だろうと。
ひとまず止めてどんな問題点があるかを十分検証するということをして問題なければもう一回やればいいんです。
が、問題がいっぱいあるわけですからひとまずここでストップしようというのが私のメッセージであります。
それで今どういう現象をみているかというと打てば打つほど感染が広がっていくと。
ブースター接種をやればやるほど広がるわけですから意味がないと思っています。


それで、メッセンジャー型のワクチンはですね、もちろんスパイクが有毒だという話もありますけども、免疫能力に非常に大きな影響を与えるという問題があるわけです。
もうひとつは自己免疫疾患を発症させしまうので、大きな影響を免疫に与えるような仕組みのものはひとまず止めようということです。
アメリカではどうなってるかというと報告率がとても低いんですよ。
本来20倍ぐらいにしないといけないんですけどおそらく現段階では30万人ぐらいの人がアメリカでは死んでいるんじゃないかと推測をしています。
おそらくわが国でも何万人くらいがお亡くなりになっているのではないかと、この辺をしっかり検証した上でひとまず止めようということです。

それで、1番大きな問題点なのですがメッセンジャーを細胞内に導入して細胞内で抗原を産生することなのです。

その細胞が免疫系からどう判断されるかといいますと、ウイルスが感染した細胞と一緒だと判断されます。
したがって抗体が作られていたり細胞性免疫が成立すると(その細胞は)一斉に攻撃されます。
ということなので感染した人は絶対に打ってはいけないと、私は初めから思っていたんですがそれも無視されたということなんです。
一回目の接種は抗体が作られて一定の細胞性免疫も確立するのでまだいいんですけど、おそらく二回目の接種からこの現象(抗原産生している細胞への攻撃)が発生します。
ブースター接種を打ちますと100%のヒトでスパイクを発現した細胞が免疫系に攻撃されるということなんです。
このような仕組みは本来失敗していてもいいはずなんですが、いろいろ情報を集めて分子生物学的に考えると(mRNAワクチン自体に)免疫抑制の働きがあるんですね。
それでかろうじて成功しているということです。


それを少し簡単に説明しますと、ウイルスのスパイクの遺伝子を取り出しまして、それを脂質ナノ粒子の中に入れて細胞に入れるわけです。
そうすると、スパイクは膜タンパクなんですけれどもこのように(上のスライド)細胞表面に並びます。
こうなることは私の研究室で証明しました。
それで、一部(の表面上のスパイク)は放出されますがこの細胞(=細胞表面にスパイク並んだ細胞)が免疫系の標的になりますので細胞性免疫が確立していたり抗体があると免疫系に真っ先に攻撃されます。


一回目の接種で抗体の誘導が行われて、もう一回接種した時に、その抗体が(細胞の表面に発現したスパイクと)結合します。
こうなると免疫系の細胞にアタックされます。
これが肝臓だとか、副腎、心筋それから卵巣で発生するという現象が起きて、本来ならば体中で激しい炎症が発生して失敗します。


あと、もう一つは(細胞が感染して)ウイルスの遺伝子を発現しますとそれが細胞の表面に現れる仕組みがありまして、これは本来ウイルスに感染した細胞とそうではない細胞を識別する仕組みなんですが、これも発動しますのでもうひとつのリンパ球からもアタックされます。
このように私は考えていたんですけれども、最近、実際これが論文になって発表されています。


心筋炎でお亡くなりになった方なんですけれども激しい炎症が発生した場所でスパイクタンパクが発現してそこにリンパ球が集積されていたんです。
私が申しあげたモデルが生体で起きていたんです。
おそらく日本でも心筋炎でお亡くなりになったかたからサンプルを取ってきて二つの抗体で染色をするだけでこんな現象はたくさん見つかると思います。
これが成立するためには免疫の反応を押さえないと絶対失敗します。


何らかの仕組みで免疫抑制の仕組みがなければいけないだろうとおもっています。
その抑制の仕組みについていろいろ情報収集したところ次のようになっているだろうと思っています。


スパイクが大量に産生することによって一連の反応が起きて、最後は免疫を抑制する働きのリンパ球が活性化されてそれで免疫系が抑えられると。
そうなるとヘルペスが増えて、帯状疱疹になったりだとか、発がん率が上がったりだとか、癌細胞が非常に増えるだとか、何よりも打てば打つほど感染するということになります。
これだけの論文が掲載されています。



もうひとつ免疫抑制が起きているエビデンスがありまして、打ってから2週間程度は非常によく感染します。
実例はいっぱいありまして、厚労省のデータからも打ってからしばらくは接種者の方が感染しやすくなっていると示されています。


こういった仕組みがありますので打てば打つほど感染拡大をしていくという事ですのでブースター接種これやればやるほどマクロでみるとどんどん感染していきますのでいち早くやめるべきだと思います。


打たないとどうなるかというとハイチではもう感染が終わっているんですよ。
接種を止めた多くの国では実質上感染拡大が終わっています。
我が国は打てば打つほど感染拡大していくと言うことになります。


我が国は非常に多く打っていましてほぼアメリカも打たなくなった。
イスラエルもやめました。
イギリスもヨーロッパも止めて打たなくなった。
そうするとワクチンが余るわけですよ。
マーケットに溢れるわけじゃないですか?
それを我が国が買ってきてみんなに打たせていると。


あと、もうひとつだけ話をしたいんですけれども
一年前に私がマウスに何回も免疫すると
マウスが死んじゃうという話をしたんですが、
それはどういう仕組みなのかということを簡単に説明したいんですけれども


同じ抗原を繰り返し接種すると4回目まではいいんですけど、5、6回以上繰り返すと動物が死に始めるということを観察しました。
本来、スパイクのRBD領域だったら大丈夫だろうと思っていたんです。
フルレングス(スパイクの全長)でやってしまうと非常に毒性が高いので。
ところが6、7、8回と繰り返していくとどんどん死んでいくということです。
もちろんヒトは雑種で動物実験は純系なので マウスで起きたことがヒトで起きるかは不明です。 しかし、このような結果がある以上ひとまずストップすべきであると思います。
いま、4回目まで終わっていますからこれから5、6、7回といくわけです。
そうなった段階でどうなってしまうかというのはわからないだろうと思います。
これがどんな仕組みで発生するかというと、


抗体がいっぱいあるところにスパイクが血中に流れますと抗体というのはYの字をしていますので、(スパイクと抗体が結合して)「スパイク-抗体-スパイク-抗体-」というような構造になります。
これが塊になってしまいます。
これが炎症の出発点になったり血栓になったりしてそれで動物は死んでいくということになります。
最後に細胞が破壊されるという現象がこのワクチンではどうしても発生します。
そこに強力な免疫増強剤があると本来抗体が形成されないヒトタンパクの抗体が誘導されます。
免疫抑制が落ち着いてくると、おそらく今後自己免疫疾患が発症するだろうと予測をしています。

まとめですが、

欧米のメディアはもう接種を止めようというように舵を切っておりまして、どうゆう問題点があるかにフォーカスしております。
その結果接種者が急減しています。
ワクチンが余るわけでそれを日本が打っているわけです。
ですので、政治家が意思決定をしていますぐ接種を止めるべきだと思っています。
以上です。


川田議員:

短時間でありがとうございます。
また皆さんからの質問などはあとで受けていただければと思います。

ちょうど今長崎大学の森内教授が到着致しまして今日たまたま先生が東京にいらっしゃるということで、先生の日程に合わせて本日設定をさせていただきました。
森内先生からお話しいただければと思います。


森内浩幸先生パート

森内 浩幸(長崎大学病院教授)


長崎大学の森内でございます。
遅くなって申し訳ありませんでした。
今日、子供のワクチンという話ですけども
その前振りとして子供にとっての新型コロナのインパクトそれからオミクロン株になって変わったことということで話をしたいと思います。


まずこちらは年齢別の致死率ですね。
感染した後の致死率でこういう風なJの形をとっている。
7歳が最もリスクが低い。
子供だから子供はそんなに怖いものではないということです。
私みたいに62歳の人間の100倍ぐらいの安全だということになります。

これはいろんな感染症と
新型コロナのかかった時の致死率を比較したものになりますけれども見ていただくとわかりますように新型コロナは感染しても命に関わることを非常にまれです。

特にいろんな基礎疾患を持っていたり、たまたま、まれな合併症にかかるということではない限りはそれほど怖いものではない。
麻疹とかインフルエンザとかRSウイルス感染、手足唇感染に比べれば大したことありません。

こちらはしばらく前のデータになりますけれども知り合いの先生からいただいたハンガリーのデータで未成年で25人亡くなっているんですけれども


そのうち0歳から1歳が28%、それから10代後半が半分以上を占めているということで実はあの2~14歳っていうのは非常に少ないということです。
で、なおかつ新生児の突然死を除くと一例を除くと全員がいろんな基礎疾患を持っていたということです。

ということでやっぱり子供であっても基礎疾患を持ってると非常に怖いと。
これワクチンのパンフレットですけれども

この中にもこういう基礎疾患があったらやっぱりぜひワクチンを接種してほしいということを日本小児科学会がまとめたところにリンクするようにしています。

例えばこういったものということですね。

慢性呼吸不全があったり重い神経の障害があるようないわゆる医療的ケア児と言われるような人たち生まれつきの心臓の病気やダウン症のような染色体の病気小児がんその他の病気はその治療のために免疫の力が弱ってる場合その他にも重度の発達障害や肥満児もハイリスクということになります。


先ほどの感染者致死率っていうのは病院に来ることがないとなかなかとらえきれない症例がありますのでこちらは人口10万人当たりの死亡数ということで見ていますがやはり新型コロナは日本の子供にとってRSウイルスやインフルエンザほど怖いものではないということがわかります。

こちらはインフルエンザです。

ツインデミックが心配されていますが感染者のほとんどが子供です。
ただ死亡者のほとんどが高齢者。
ただし10歳未満も注意が必要です。

こちらは年齢階級別の死因順位1位から5位を示していますが、

インフルエンザ1~4歳、5~9歳の死因の第5位で2019年パンデミックの始まる前の年は65人の子供が亡くなっています。

1997年から98年のシーズンにはかなりのインフルエンザの流行が起こり、その年にはインフルエンザ脳症による死亡者だけでも100人を超えています。

その後治療法もだいぶ進歩してきましたけれども、それでも毎年のように多くの被害を出しております。


そして、オミクロンになってからだいぶ様相が変わってきました。
大人もそうなんですけれども子供もオミクロンになって軽症化したと言われています。

救急外来を受診する割合が3割減。
それから入院、ICU に収容それから人工呼吸器をに付けられる割合は約7割り減っています。


そして、小児でこの新型コロナが重症化する特別な合併症として小児多系統炎症性症候群というのがあるんですがそこれはヒスパニック系、それからアフリカ系の方に多くって東アジア、日本には少ないんですけれどもオミクロンになってさらに少なくなって1/13、1/14と言われています。

その代わり増えたのが
クループ(感染症によって引き起こされる特定の呼吸症状の総称)です。


こちらは第6波が始まってまもなく
京都で基礎疾患のない乳児がお亡くなりになっていますが、報道を見るといつもと違う高いコンコンとした咳をして、ゼイゼイしていたということですのでおそらくクループです。

ただこの情報ではクループの治療法デキサメサゾンというお薬の投与やアドレナリンの吸入がされていない。
ずっと自宅で様子を見る。
自宅で急に悪くなって一生懸命受け入れ先を探したけど見つからないまま自宅で窒息死しています。
お父様は「コロナという病気で亡くなったと思ってません。コロナによる政府のやり方医療体制によって亡くなったと思ってます」と言われますが私も全く同感です。
クループは基本的に死ぬ病気ではありません。

オミクロンになってまた変わったところは熱性痙攣です。

熱性痙攣というのはそんなに珍しいものではないんですが、ほとんどは就学前の子どもたち。
ところが、オミクロン株になって学童でもこの熱性痙攣で運ばれることが非常に増えています。
これはなかなか変わったところかなと思います。

後、非常に気がかりなのが急性脳症です。

先ほどインフルエンザのお話が出ましたけど、香港でBA2が大流行したとき4人の子供が亡くなっていますが、うちふたりはもともと健康だったお子さんの急性脳症です。
この香港の小児科の先生達のお話では「オミクロン株になってインフルエンザ並みに急性脳症を起こすようになったんではないか?」ということを言っております。
急性脳症とか熱性痙攣は東アジアの子供に非常に多いんですが欧米の子供には少ないことがわかっています。
従って欧米のデータを見ても日本やその他の東アジアの子供たちにそういうインパクトっていうのは、分からないところがあるということになります。

日本でも急性脳症の報告例は増えています。
で、お亡くなりになった方もだいぶ出てきております。


そしてオミクロン海外のデータを見ると軽症化したはずなのに、この成育医療研究センターのデータを見ると酸素が必要な症例はむしろ倍増しているということになります。

ただデルタ株の時までは入院の基準がだいぶ緩かった。
感染してるっていうだけでも入院になってたのが、オミクロンになるとそれなりに医学的な入院の理由がないと入れなかったので簡単な比較はできませんけど本当に軽症化したのかなっていう気もいたします。

第6波が始まってすぐの1月18日の時点では10歳未満の死亡は0、10代で4人でしたが、ちょっと古いデータで恐縮ですが10月4日の時点で10歳未満で26人、10代で11人。
今は更に増えています。


このように第6波、第7波とくるにつれて子供の重症例というのは増えてきています。


その圧倒的大多数は就学前の子どもたち、乳児とそして幼児ということになります。
それで全体の6割です。


そして入院の理由としてもかつては基礎疾患のある人たちが起こす肺炎が多かったのにそれ以外の理由、特ににこの痙攣とか急性脳症がすごく増えているところが特徴です。


そしてこういう重症例の中で全体の約7割はもともと基礎疾患のない健康な子供達だってことになります。
もちろん子供達の中で基礎疾患を持ってる割合の方がうんと少ないのでその人たちのリスクが高いことは当然ですけれどもしかし結果として約7割は元々は健康だった子供たちが重症化し一部お亡くなりになっているということです。


このようにオミクロン株になっても子供の重症化はまれだと思われていますがただ感染者の数が激増したために重症患者が増えています。
また臨床的な特徴が変化して熱性痙攣やそれから急性脳症に注意が必要かと思います。
そしてクループであれ急性脳症であれ通常の医療が行われていたら小児医療救急医療が行われていたら助かるはずの命がすぐには見てもらえない引き取り先が見つからないなどの理由で失われがている恐れがあります。




そういう中で子供たちへのワクチン接種をどうするかということですが、当初5~11歳のワクチンに関しては接種義務というのは課されていませんでした。
それは承認された時点でオミクロン株に対するデータがなかったからです。
ただその後オミクロン株に対するデータが出てきましてこの5~11歳のワクチン感染を防ぐ効果が30%くらいですからそれほど芳しいものではありません。


発症を防ぐ効果は約半分ぐらいに減らす。


そして入院を防ぐ効果は83%ぐらいありますので感染を防ぐ力はそれほどでもなくても発症を防いだり、さらに入院するほどの重症例を防ぐという点においてはこのワクチンは十分有効です。


そして副反応に関してもプラセボでも実は結構訴えがありまして、これ「ノセボ効果」といってワクチンを打たれた気持ちだけで痛くなったりダルくなったりとかいうことが起こりますからその差を見るとそんなに大きな違いがないということにもなります。


こちらの方もまた倦怠感とか頭痛とかそれから悪寒とか筋肉痛みたいなものでもこの青く塗ってる所が特に症状の強いものってことになりますけど、症状の強いものはこの16~25歳のワクチンに比べると5~11歳ではかなり少なくなっているということがわかります。


それからよくある厄介なもの以外にまれだけれども起こると怖い急性心筋炎というものがありますけどこれはもっと年長の子どもたちに比べるとうんと少ないし、いずれも特別な治療しなくても自然と治っています。



ということを考えると5歳から11歳の子供へのワクチン接種メリットそれなりにあるし、デメリットそんなに大きいものではない。
当初は日本小児科学会も意義があるという言葉を使っていましたがその後のエビデンスの積み重ねに応じて今は推奨するという立場をとっています。

ただし、あくまで個人的な見解ですけれども、臨時接種というのは基本的に接種義務に自動的になるんですけど私はそれはやっぱり反対です。

それは接種義務という言葉がプレッシャーになって本当は怖くて打ちたくない人が無理やりワクチンを接種するようになるとそのストレスのために起こる血管迷走神経反射でばたっと倒れてしまったりとか機能性身体症状これ HPVワクチンの後でも話題になりましたけどそういうものを起こす恐れもあります。
またたまたま接種しなかった子供がかかってその周りで感染広がったために修学旅行中止になったとか運動会中止になったなんてことがあるといじめにつながる恐れがありますので私は義務という言葉は使わないでいただきたいなと個人的に思っています。


最近認められた6ヶ月~4歳のワクチンですけれどもこれの違いはまず5~11歳は一番重症化しにくい年齢ですけど、やっぱり乳児、0歳児、1歳児あたりは結構物騒です。
さらに今回は承認の時点でオミクロン株への有効性のデータがありました。


ただし2回のワクチン接種ではあまり有効ではなくこのピンク(スライド上は黒)がオミクロンに対する有効性ですけれどもただ3回目の接種をするとかなり有効性がぐわっと上がってきます。
従いましてこの年齢におけるワクチンは3回が初回セットということになっています。

だいたい発症を防ぐ効果がだいたい70~80%という数字が出ておりますので有効性はそこそこあるだろうということになります。


それからこの副反応に関してもプラセボとの差っていうのはほとんどありません。
ですのでワクチンを接種した後に出てくる症状の多くは実はワクチンそのもので起こってるものとは限らない。
実はこの年齢というのは風邪もしょっちゅうひくしいろんな症状が出ますのでそれが紛れ込んでることがかなり多いんだということを示しています。



ただこの年齢のワクチン接種非常に大変ですけれどもまず大人、12才以上のワクチン5~11歳のワクチン6ヶ月~4歳のワクチン全部製剤が違います。
それぞれ希釈の量も違えば打つ量も違う。
で、小ちゃい子どもだと打つ場所も違います。
太ももに打ったりとかしますのでそれ全部変えないといけない。
インフルエンザのワクチンとは同時接種できるようになりましたけど他のワクチンとは2週間あけないといけないんですが6ヶ月~4歳てめちゃくちゃワクチン打ちます。
0歳~1歳でワクチン二十数本打ちますので、もうとてもじゃないですけれどもこの辺りのスケジュールを組むのは大変です。
そして子供達は次から次に風邪を引きますのでワクチンの予約を入れてもその直前になって風邪引いて熱が出たなんてこともあったりします。
さらにはあの新型コロナが流行ってるかもしれない時に家族が熱を出したらそれだけでも連れて行けなくなったりするのでワクチン接種一生懸命スケジュール組んでも次から次に狂っていく。 でも3回も打たないといけない。 そういう中で本当にちゃんとどんどん打っていけるのかということが大変ですし、打ち手の確保も大変です。
小児医療も結構逼迫している中でこういう比較的面倒なワクチンを打つための小児科医を集めるっていうの大変です。
大人であれば他の色んな職種を呼ぶことができますが子供のワクチン特に6ヶ月~4歳はやっぱり小児科医じゃないと難しいだろうと思います。

これは海外のデータですからこの3種類があってそれぞれ量も違うし打つ量も違うしていうことを示していますからこれ後でご覧下さい。


後日本ではまだ出てませんけどもモデルナの方でも6ヶ月~5歳のワクチンってのが出てきています。


ワクチンのスケジュールですけれども6ヶ月~4歳に至るところでは、3回が初回接種という事になります。
そして5~11歳に関しては2回が初回接種ですけど今は追加接種も認められているという形です。


さらに、欧米の方では免疫が弱っている子供に関してはもっと上の年齢でも3回を初回セットとして接種をするという風な考え方にもなっています。



さてアメリカではかなり積極的に子供のワクチン接種をしていますけど日本とアメリカの子供では新型コロナの持ってる疾病負荷が全然違います。
人口十万人当たりの数もそれからかかった後での致死率も桁が全然違うぐらいアメリカでは大きなインパクトを持っているということになります。
その理由としてはアメリカはマイノリティが多くてこれ大人も子供も死亡率が高くなります。
それから肥満児が多いこれも非常に大きなリスク因子になっています。
後は小児多系統炎症性症候群とちょっとだけ述べましたけど、重症なあの合併症ですけどそれはヒスパニック系アフリカ系に多く日本人には少ないというところがあるかと思います。
これが現在日本で使える子供へのワクチン接種ですけどこれも参考のために見ていただければと思います。


これがまとめです。

新型コロナの子どもへの疾病負荷は他の感染者と比べて大きくありません。
そして日米で比べるとアメリカの子供ほどはインパクトありません。
むしろインフルエンザとかRSウイルスの方がよっぽど大きな問題です。
しかし基礎疾患があったり2歳未満では要注意です。
またオミクロンになって子供の感染がすごく増えたために結果として重症例、死亡例が増えています。
また臨床的な特徴に変化があり日本を含む東アジアの子供では欧米にはない急性脳症に注意が必要かもしれません。
そして5~11歳、6ヶ月~4歳あのオミクロンに対して有効性はあるし副反応は許容できる範囲なので十分にこの意義のあるワクチンで推奨できると思いますが、ただし学童であればプレッシャーをかけることによる、
予防接種ストレス関連反応いじめに繋がらないような注意が要る。
乳幼児であれば他のワクチン接種も多いし、やたら風邪を引いてスケジュールも狂ってしまいますのでこれは実施するとなると結構大変です。
何より3種類のワクチンを間違いないように打つということはこれ現場がよっぽどきちんと準備して打ち手を確保しないと大変なことになるだろうなと危惧しています。
以上です。


川田議員:

大変短い時間にまとめていただきましてありがとうございます。
ここで議員から質問ありましたらお願いします。


前半質問パート


神谷議員:

先ほど厚労省から有効性についてという話がたくさんあったんですけれども、いま、子供たちに10月から打たせようとしているワクチンはオミクロン型のワクチンという理解でよろしいでしょうか?

村上先生:

私が知っている限りでは従来型のスパイク(とオミクロン型のスパイク)を含んでいるワクチンです。
打ったとしてもオミクロンには短期的には有効性はあると思いますけども、本来は古いタイプのスパイクが主体であるという認識を持つべきです。


神谷議員:

あたらしいオミクロン型のワクチンが出来ましたけれどもあれはどれくらいの臨床試験をして安全性を確認したものなのでしょうか?


村上先生:

問題はBA.4とかBA.5なんですね。
いっさいヒトでの臨床試験をやっていなくてこれはネズミ8匹のワクチンと言われています。
ヒトに打つのは初めてになります。
モデルナでは千数百人ぐらいの臨床試験をやっているんですけども有効性は非常にあやしいです。
打っても打たなくてもほとんど影響がないんじゃないかと思います。
おそらくオミクロン型を打っている間に、あたらしいXBBなどの新しいミュータントが登場していまして、ほぼこれは抗体が反応しないとわかっていますのでせっかく打ったとしても第8波がはじまるとそこではやるウイルスには効果がないと思います。
以上です。


神谷議員:

ありがとうございます。
森内先生にもひとつだけ。
森内先生の話を聞いてて「通常の医療体制があれば」ということが資料の中にあったんですけれども、政府がこの通常の医療体制を作れれば敢えてワクチン接種を勧める必要はないのではないかと思ったのですがかがですか?


森内先生:

唯一のちがいは感染の広がり方の違いです。
要するに感染した人の致死率はそんなに高くない、普通の風邪と極端に違わないと思うんですけれどもここまで風邪が大流行することはないということです。
1~4歳、5~9歳の死因はパンデミックの前はインフルエンザが第5位でしたけれども、たぶん、今年以降、子供たちがオミクロンに感染して死亡者も出ていますので、全に置き換わって出てくると思います。
感染する数が多くなれば結果的に死亡する子供の数も多くなりますので上位に間違いなく来るだろうと思います。
ワクチンは(コロナ死亡数を)ある程度抑えることが期待できますので無駄だとは思っていません。
ただし、優先順位としてまずは普通に診療ができるようにならないと例えば今回亡くなってしまった子供たちの例を見ても、個人情報の問題があって私も知っている情報は一部ですけれどももっと早く受診していれば助かったんじゃないかなと少なくともちょっと後遺症が残ってしまうかもしれないけれども命までは失うことはなかったんだろうにとあちこちでため息が出るのは確かです。
従いまして、ふつうに子供の場合はコロナでもインフルエンザでも区別がつかない。
それ以外の病気の症状かもしれない。
そういった中でコロナ擬似症だからと言ってごく一部の対応をしているところを一生懸命探してやっと連れて行ってとうことになると助かる命も助からない。
それを何よりも改善するべきだと思います。
そして基礎疾患のある子供に関しては怖いです。
どんなものでもそうです。
普通の風邪だって役に立つワクチンがあったら打ちたいです。
それがないから打たないだけでこれに関してはありますので。
今回非常に混乱が予想されます。
ですので健康な子供たちにみんなに打とうとしてがんばっても他のところに支障が出てくるかもしれない。
ただでさえ子供たちの普通の診療ができないのにこのワクチンを打つために小児科医をどんどん借り出すようなことになってしまうとますます小児医療がボロボロになる恐れがありますので、何より基礎疾患のある子供にしっかりと打つということと、通常の小児医療を整えるということが優先されるべきだろうと思います。


青山議員:

森内先生にひとつだけ質問よろしいでしょうか?
先生のお話を聞きますと、小児へのワクチンは有効性・安全性はあると。
ただやはり現場の混乱ですとか、いじめですとかストレス関連の反応もあると聞きました。
私も、5歳、3歳の子供を抱えてしょっちゅう病院に行っているものとして本当にわかります。
ですからもし仮に、乳幼児含めてワクチンを打つにしても、接種勧奨や努力義務は課すべきではないという考えでよろしいでしょうか?


森内先生:

かなり難しいところであると思います。
アメリカは積極的に進めておりますけどもヨーロッパの多くの国は希望するひとに提供するというスタンスをとっている国がほとんどであります。
日本はその中間に来ているのかなと思うんですけですがただ、欧米と日本を含めた東アジアでこのオミクロン株が持っているインパクトが同じである保証はないということです。
間違いなく熱性痙攣とか急性脳症が増えているということはいろんなところで実感しているおりましてそれは欧米ではもともと少ない病態であり、東アジアで多いものだと。
ひとシーズンを振り返ったときに「オミクロン、東アジアの5度目にとっては大変だったね」とわかってから「打っとけばよかったね」となってもしょうがないわけで、いまわからないことがいっぱいある中で、専門家集団として一番蓋然性の高いものを考えていこうということでありやはり基礎疾患のある人を含めワクチンの推奨という立場については妥当なところだとは思っています。
ただし繰り返しになりますけれども、ほかにもっとすることもいっぱいありますし、ワクチンを接種するに上でのいろいろなトラブルが生じます。
そして実は定期接種だって接種義務ということはあまり意識していないんですけどもこういった臨時接種のものは接種義務ということを非常に強くのしかかる中でそれがもたらす実質的なトラブルが起こりえますので、これは学会の動向ではなく私個人の見解ですけど子供たちにやっぱり接種を提供する。
特に基礎疾患のある子供たちにとっては積極的に接種ができる体制を整えることがすべきだとおもいますけども接種義務という言葉を使うことは別の副反応、弊害が出るということで
私個人としては反対です。


須藤議員:

実は先週の日曜に「コロナとイベルメクチン」というイベントに参加してきました。
こういうタイトルで、しかも参加費が3000円かな?
実際、どれくらいあつまるのかな?100人ぐらいかな?とおもっていたら500人近い方が参加されていました。
それだけこの問題に対してみなさん、どうなっているんだろうと思っているんだろうと思います。
そのイベントでアンケートを取ったものをコピーしていただきました。
そしてこの500人近いアンケートを読んでですね、ホントに苦しんで方、このワクチンを打って調子が悪くなったという方の生の声を聞いてですね、何とかしないといけないんだなと思っています。
そこで厚労省にお聞きしたいんですがワクチンを打って苦しんでいる人がいるということをどれくらい把握しているのかをお聞かせいただきたい。


厚生労働省代表者:

ご指摘ありがとうございます。
基本的には副反応ということでワクチン接種後に具合が悪くなったということで現場でドクターがこれはワクチンの影響が否定できないという場合は副反応候補という形で上げていただくということになっています。
いま、手元に具体的なデータはお持ちしてないんですが、一応そういう形で副反応報告という形で上げていただいて、これにつきましては月に1回、副反応検討部会というところで評価をされているという現状でございます。
また、ワクチンを打った後に具合が悪くなった方の相談窓口を各自治体にお願いしておりますしそれらをフォローするような医療機関の体制の確保をお願いしている状況でございます。


川田議員:

副反応データ、ほかの職員の方もっていないですか?


南出市長:

一回前の9月2日開催のものなんですけど、5~11歳の重篤副反応が30名、死亡が1名、心筋炎・心膜炎の疑いが12名になっています。
これ本当に大丈夫なんでしょうか?
症例ひとりひとり回復したとかありますけどもあれも一個一個見ていったときに本当にこれ大丈夫なのかっていうのをはっきり教えていただきたい。


厚生労働省代表者:

失礼いたしました。
こちら本日お配りした3枚目の資料ですけれどもこの5-11歳にタイウル新型コロナワクチンの安全性ということでファイザー社のものでございます。

実際の副反応の重篤者数、死亡者数も出ております。
そちらをまとめたものが「最新の小児(5-11歳)ワクチン接種後の報告状況の整理」でございます。
最終的には赤枠のまとめになりますがこうしたものを検討部会の中で議論していただいて、現時点ではワクチンの接種体制に影響を与える程の重大な懸念は認められないとして現在も、当初認められたとおりの接種を進めているという状況でございます。
今後ともしっかり評価するということが重要かと思っておりますので引き続き注視してまいりたいと思います。


川田議員:

次に井上先生短時間で10分で申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。


井上正康先生パート

井上 正康(大阪市立大学名誉教授):

大阪市大の井上でございます。

私はちょうど半世紀前に万博の年にワクチンの安全なものを作りたいという仕事をやっておりまして、半世紀ぶりに新型コロナのワクチンに出会ったということで、いろいろ世界中の論文を読みまして、何が起こってるかということを国民の皆さんにお伝えしてきました。
それでは少し歴史と科学というものを背景に勉強しておりますが今回の新型コロナとの一体の分子レベルでどんなことが起こってるか、という事はほとんど国民に伝わってないとただ怖いという事は伝わって実は皆さん方の体の細胞の中はマイナスの荷電を持った細胞の表面でお互いにごちゃごちゃの喧嘩しないようになっているんですね。
そういう状況の中で血液が流れてるんですけども実はこのマイナスで反発して無抵抗の中を血液が流れていくとこれが血液循環の基本なんですけど

これを制御する仕組みにACE2受容体という今回のコロナの感染受容体があると。
実はこれ私は学生時代に血圧を制御する分子であるということだったんですが3年前にこれがコロナのスパイクが結合して感染するドアノブだったということがわかっています。
しかしながらこれが結合しますとスパイクがパーンと切れてウィルスの油が表面に出てくると。
そうするとシャボン玉が融合するようにウイルスと細胞膜は融合して遺伝子が注入されてそして増幅するとそして蛋白の合成する仕組みが乗っ取られて細胞の表面にトゲトゲのスパイクが出るという先ほど村上先生のような図ができるわけです。

これがちょうど餅がちぎれるようにパっと出ていくと感染が起こるわけですがこれは3年前までのコロナ風邪のウイルスと全く同じメカニズムで特にあのACE2に結合すると130年前のロシア風邪の末裔としてつながっておりましてそれもタチの悪い風邪がACE2型だったんですが、ご存知のようにナノ粒子というのは表面がマイナスの荷電でありますので細胞表面にあまり結合しにくいですね。
しかしながら3年前の武漢でできたものはスパイク1個あたりに3つのアミノ酸がプラスになってるとそれによって細胞に非常に近づきやすくなったために一気に感染力は6倍増強したのが新型コロナであるということが論文でわかっています。
そして上海でマイナスのアミノ酸がなくなることによって強毒株ができた。

これがヨーロッパやニューヨークを直撃したものでございましてそういう状況の中でパンデミックが広がったという分子の理解ができております。

それに対してコロナのスパイクは大体分子量が18万ですので数十か所抗原として見られる場所があるんですけどもその中で特にACE2受容体という緑のところに結合するRBDと呼ばれるところに抗体ができると感染が予防できると言う事なんですが

このウィルスは大体2週間に1回分子時計でランダムに変異を繰り返すとそれによってα、β、γ、Δ(アルファー、ベーター、ガンマ、デルタ)ということで抗体も効かなくなるということでさぁ大変だというふうに騒いでいるわけです。
実はまだまだいろんな場所が見る場所があると


ここに抗体ができますと白血球がこれをウイルスを捕まえてパクっと細胞の中に取り込んでライソゾームと言う細胞の胃袋で分解してこの変な信号をリンパ球に学習させると。
これによって免疫の免許更新ができるんだと。


これが免疫の基本なんですけどそのために新たな勉強をしたリンパ球が抗体を作れば変異株に対しても最新のミサイルを打ち込むことができると。

これ意味するところは自然に感染をシームレスに続けることが最も有効で最新のミサイルを提供してもらえることであると。
これが人類が感染症と闘いながら生き残ってきた基本的な教科書に載ってる免疫学の原理です。
そういう意味で「抗体」「抗体」と言うふうに今ワクチンの専門家が騒いでますが抗体は免疫の中のごくごく1部の、例えば左手だけの武器に過ぎないと。
右手も足もフルボディーがあると。
これが認識されるかどうかということで非常に大事なことなんですね。

それで昔は紫外線やホルマリンで炊いたワクチン、これほとんど効いてなかったんですが成分ワクチンで遺伝子で作ればもう生きた分子構造が認識できるということでウイルスや感染細胞を排除する仕組みがあるんですけど、それを今回遺伝子ワクチンでやっているという事なんですが、アストラゼネカのDNAだと体内で遺伝子組み換えを起こしてスパイクを作らせて免疫を発動させると。
そして安全だと言われているファイザー社メッセンジャー方は分解されないような化学修飾してると。
これによって非常に長時間あらゆる細胞でスパイクを作るとそれによって免疫を有効に発動させるというコンセプトですけども、このコンセプトが本質的に破綻してるという事は
科学では完全に証明されております。

その1番最初アストラゼネカからほとんど言及されてませんがこれは一旦やったらその細胞が死ぬまでスパイクの異物を作り続けると。
自己免疫疾患で殺されない限りはこの仕組みが終わらない。
そしてはメッセンジャーは何回も打つことによって初回の免疫記憶での攻撃耐性ができますと2回目3回目と打つ度に自己免疫疾患の階段を上がっていってリスクが高まるということも、「サイエンス」や「ネイチャー」のレベルで報告されていると。


その最先端を発したイスラエルがブレイクスルーで感染して3回目やってもきかないとそして4回目やりますと感染爆発して非常に重症化してるというのは事実です。

そしてこれはイスラエルだけではなくてほとんどの国での頻回接種をすると例外なく感染が爆発してるということが今情報として取れる時代になってるんです。
それが良かれと思って一生懸命安倍(元総理)さんから買ってくださったあのワクチンが医者の期待とは全く別の世界を作り続けると。

これが世界がそのことに気がついて、もう打たない方向にモードチェンジしてるというのは世界の現実です。
そして日本人今や1番ワクチンの接種が遅かった国が世界のトップランナーになってこの4回目接種したらボーンと感染が爆発して医者が慌てふためいていると。
岸田さんも4回目打ったらすぐ感染したと。

これが何故かという事ですが実は上のグラフは昨年の夏までにデルタ株までかかったときのいわゆるまぁ後遺症と言われるいろんな症状が出てくるわけですが、下のほうは実はワクチンのスパイクを体内で産生したときに起こってくる症状を見ますと全部同じなんですね。
すなわちコロナにかかった病態の本質はスパイクによって起こってくると。

そしてそれはワクチンを接種して体内で作られたスパイクでも全く同じことができるという中の病理的に非常にはっきりしております。
そう意味ではコロナ病態とまさにワクチンのスパイク病態で再現されてるのが今の世界の現実である。
そういうことでよくアナフィラキシーショック、これはポリエチレングリコール(PEG)とナノ粒子が起こすアレルギー反応で私は30年前熊本でこのPEGの研究をしておりまして分子構造見た瞬間に接種会場で起こるはこれが原因だということがわかったわけですがこれはまだ保育園レベルなんですね。

実はこのメチルウラシル化されて安定化させた構造によって免疫自体が抑制されると。
これが接種した人が帯状疱疹や梅毒が流行るとか、あるいはターボ癌が非常に増えているという臨床医が実際に経験している。
そしてスパイクが作られるとACE2受容体と結合することによって血栓ができる。
そしてミトコンドリア依存性に血管の細胞が壊れるとこれが脳血栓とかあるいは心筋炎の分子基盤であるということも「ネイチャー」や「サイエンス」のレベルでもうこの2年間に非常に詳しく報告されてると。
すなわち、スパイクそのものが毒淡白であるということがサーキュレーションリサーチやサーキュレーションにもう2年前に報告されているんですね。
そしてこれを頻回接種すると記憶がバチっとできるとこれはBCGやワクチンの基本です。

そして3回目いくとそのものすごい記憶を持った免疫反応が自己を攻撃してやがてお迎えがくるとこれが今世界中が迎えて特に日本が1番トップランナーになりつつある時代であるというのが科学からみたら事実です。

そしてこの去年の夏までは血栓を作るたちの悪い風邪だったんですけども

このオミクロンになった途端に実はこのプラス荷電がさらに7個増えて非常に喉の粘膜のマイナス荷電に瞬間的に結合すると。
これが感染力がものすごく強くなった理由なんですね。
そしてそれによって喉の粘膜にパッと取り込まれますがほとんどが分解されると。
だから世界的にオミクロンが感染力が激増したけれども重症化が激減したと言う分子基盤になっています。
しかし一個でも遺伝子ポッと細胞質のほうにスリップアウトしますと一気に遺伝子増幅してスパイクができてここから出てくと。

このオミクロンは何度もかかると。
今までは年に一回冬に罹ったのがこれから数ヶ月おきにオミクロンに罹る可能性があると。
そういう状況の中でこの計算をみますとあまりにも結合力が強いために喉の粘膜に減極して感染するウイルスに進化したと。
まぁ進化したというか今あるウイルスはそういう特色であると。
そしてそれが故に葛根湯とのど飴で対応できるウイルスになったんだと。
これが世界がモードチェンジをした基本的な理由であると。
そしてもう1回3年前に帰りますと武漢で6倍の感染力が強くなってインフルエンザが激減してしまった。

そして去年のデルタにあっては12倍、そして今やオミクロン60倍の感染力を持ったと。
だから非常に子供も含めて罹りやすくなった。
しかし罹っても喉風邪である。
しかしながらその感染力はこれ神も現代科学も一切これは止めることができない。
これが今の医学の限界です。
そういうことが世界がほとんど日本以外がモードチェンジした本当の理由なんですね。
その意味ではこの今だに特別の2類相当やあるいはインフルエンザのルールのとこに入れる、
こんなバカな対応をしてるのは日本だけです。
これを5類以下に下すと。

あるいはもう何もしないような状況をしたときに初めてコロナは成仏すると。
その最大のマイナス要因がマスクをして意見をこのように議論しあえないと。
今日おそらく国会の議員さん達が初めて推進される先生とそれから反対される先生と。
それをまあ理論でどちらが正しいかと言うことを提唱をしてる私と。
そういうことで次に小島先生がお話しされるのはそういうことも含めた今の日本の状況を国会議員の先生がどのように理解してモードチェンジされるか。
これが今の日本の分水嶺を考える非常に重要なポイントだろうと思います。
以上でございます。


川田議員:

ありがとうございました。
では小島先生続けてよろしいでしょうか。


小島勢ニ先生パート

小島 勢ニ(名古屋大学名誉教授):


名古屋大学の小島です。
私も森内先生と同じ小児科医なんですが、ただ専門が感染症ではなく癌です。
そういう意味ではちょっと毛色が違うかもしれませんが。
小児科医としての立場としての話をしたいと思います。
先ほど小児科学会は新型コロナワクチンを推奨するということになったんです。

この理由は3つです。
1.重症例と死亡例が増加している。
2.あるいは40~80%の重症化予防効果が認められる。
3.それと副反応がそれほど大したことない。
ということなんですが今日は時間の関係で「1」と「2」についてホントにそうかなということを少し検証してみたいと思います。

もう一回確認なんですが昨年までは日本の子供の死亡例は3人しかなかったんですね。

ところが今年の9月14日、朝日新聞ですかね、NHKも含めてコロナに感染した子供が41人亡くなったということが報道されたんですね。
これは国立感染研が8月31日までのデータを調べたところこういうことが起きてるというもので、これまでの数とあまりに違うので私もちょっとびっくりしたんですね。
それで大事な点は、ひとつはこの中には外因死が3人いたと。
外因死というのはいわゆる交通事故ですね。
あるいは、未接種者が87%、死亡例の多くは未接種であったと。
これが見出しになっているのを皆さん読んだ方はご存じかと思います。
この件を少し調べてみると、ふたつのグループを調べてるんですね。

ひとつはこれまでと同じ急性期の死亡例。
例えば感染して2週間程度してから亡くなったと。
ところが、ふたつ目のものがよくわからないんですが急性期以降に死亡した症例。
これは何かというと「死因を別原因とした症例」「発症からの日数は問わない」と

ちょっと理解しにくいんですが、疑って考えればコロナに罹って回復したと。
ところがその後1か月後、2か月後に死亡してしまったと。
たとえば交通事故死。
それも入れるということになっている。
ちょっとそれはいくら何でもとおもうんですが、

このことがYahooニュースに載ったら1500以上のコメントがあったんですね。
それを少し丹念に読んでみると、まぁなるほどなというコメントが多い。
例えば、41人のうち29人の調査結果しかないのはなぜか?
普通調査と言ったら41人調査対象がいたら41人の結果があるはず、十数人の結果が足りないと。
あるいは8月31日までに41人の死亡数ということだったんですが、9月6日の厚労省が発表した子供の死亡数は26人だと。
数に整合性がないんですね。
5~11歳のワクチンの接種率は20%と発表されていますが、今回の発表では接種率が13%ですが、これで「ほとんどがワクチン未接種」だとしているのですね。
ひとりちがえば結果が変わってしまうんですね。
ちょっとこれはどうかなと思いました。

それでこれが一番大事な点なんですが、この死亡統計に対する意見ですね。
「交通事故死でもコロナ陽性であればコロナ死にしてしまう。」
これは皆さんご存じだと思うんですが、今回も同じように外因死が入っていますが、本当にコロナで亡くなってしまった人はどれだけいるんだろうかと。
実際、愛知県大村知事が愛知県内で調べたら235人のコロナによる死亡例の中で、実はコロナの肺炎で亡くなった人はひとりもいなかったということを言ってるんですね。

それで、新聞等のメディア報告で小児の死亡例が17例が集計できたので、私なりに死因を3つに分けてみました。

ひとつは「コロナが直接の死因」これは基礎疾患がない患者さんで、先ほど森内先生も言ってたのでやはり小児科医はみんなそういうふうに考えると思うんですね。
この中には呼吸器疾患で亡くなった方、私もクループか細気管支炎だと思ったのですが、ただ証拠がなかったので言えなかったんですが、森内先生が言ってたのでやはり小児科医はみんなそういうふうに考えてると思うんですね。
あるいは「コロナが間接の原因」である患者さんが5人いました。
これは基礎疾患がある患者さんで、例えば、呼吸管理をしていた患者さんが亡くなってしまったと。
それで「コロナと関連なし」としたのが8人あったんですね。
内訳としてコロナ以外が4人、血液疾患で入院していて死亡してコロナ陽性であったとしたのが2人。
あるいは事故、外因死。
このように分類した方がいいのかなと思いました。

実は同じ問題がアメリカでもあるんですね。

アメリカでは二つ死因統計があるんですが、CDCからひとつは「NCHS」これは死亡診断書に基づいたデータなんですね。
もうひとつは「Data Tracker」
これは各州からの速報値です。
これを見るとあまりにも数が違う。
これはどうしてだとCDCに抗議があったとのことです。
それに対してCDCは「コンピューターのプログラムが間違えていました」と答えたんですね。
どういうことかというと、他の原因で亡くなってもコロナが陽性だったらコロナ死にしてしまったと。
その例として、頭蓋外傷で亡くなってもコロナ陽性だったらコロナ死亡者としていたと。
まったく日本と同じことが行われていたんですね。
そういうことでCDCはTrackerのデータは間違いだったと下方修正したんですね。

次の有効性の話。40~80%の重症化予防効果が認められたということなんですが、これがまさにここ(冒頭の厚労省資料①)に書かれている41%。

この元になっている文献をしっかり読むとイタリアからなんですが、644人の重症者の内ICUに入院した人は15人だったと。
死亡例が2人だったと。

日本における重症者とはICUに入院するかあるいは呼吸管理を必要とした場合で重症の定義が違う。
(※日本はICU入院あるいは人工呼吸管理が必要な場合が重症とされる。
この報告の対象は、日本では重症とされないケースがほとんどを占める)
その意味でこのデータはまったく使えない。
私が調べた範囲では、世界でも子どもの重症化予防効果のデータはないんですね。

それでこれが厚労省のホームページなんですが、

ワクチン接種の「努力義務」とはなんですか?という質問の答えに「感染症のまん延予防の観点から行う」と書いてあるんです。
これは本人のためじゃなく社会防衛のためにやるのだと。
「予防接種法」に書いてあると記載なので予防接種法を見てみると

A類、B類がありますが「指定された感染症の蔓延予防が必要であると都道府県知事が判断した場合」に認めると。
インフルエンザのみがB類なんですね。
それでインフルエンザには努力義務はないんですね。

これは皆さんご存じだと思うんですが、一週間前に開催された欧州議会のファイザーへの公聴会で記者が質問したんですね。

ワクチンがウイルス感染拡大を止めるかどうかを実験しましたか?と質問されたところそしたら、ファイザーからの回答は「ノー」だと
私が思うに、ファイザーは発症予防効果がエンドポイントだからそういう意味では嘘ではないんですね。
感染予防効果はみてないので。
感染予防効果を調べるには4万人の治験者を毎週PCR検査をしないといけない。
とても費用が莫大なので、ファイザーもモデルナもそんなことやってないんです。
ところが専門家あるいは政治家が感染予防効果があるとして周りの人のためにワクチンの接種を勧めたんです。
ヨーロッパでは感染予防効果がはっきりわからない中ワクチンパスポートまでやった。

それでは、日本ではオミクロン流行下でどれくらい感染予防効果があるのか?
これがわからなければ予防接種法における努力義務が成り立たないんですね。
国立感染研がつい最近予防効果が65%あると発表したのですね。

接種から3ヶ月以上経っても、54%の予防効果があるのでオミクロンになっても大丈夫ですよと発表して、NHKや大手新聞が一斉に報道したのですね。
この発表は、1550人の病院にかかった人を症例対象研究でみてるんですね。


同じ時期に世界はどうかというと、同じように症例対象研究なんですけど、16~26%の予防効果なのですね。
人数も2万人~38万人で、日本の1500人とだいぶ規模が違うのでこちらを信用してもいいんじゃないかなと思いました。

それで日本のオミクロンの感染予防効果を簡単ですので計算してみると確かに最初の4月ころは60%くらいあったんですね。

これが急激に下がったと。
そして現在20%以下でやはり世界のデータと同じなんですね。


それでどちらを信じたらいいかということなんですが、日本は感染者数で世界最多になったわけですのでそうするとはやり感染研の発表は信じがたい。
どうして感染研のデータが正確でないかという理由もわかってるんですが。


どういうことかというとこれが一番大事なところなんですが、じゃぁ、ファイザーワクチンの予防効果がどれだけあるかということなんですが、先ほど厚労省の話では74%の予防効果があるという話なんですが、あの後、実は治験のデータが出て当初1000人くらいだったんですが、先ほど厚労省の話では」74%の予防効果があるということでしたが、これは、3回目接種してから7日以降、すなわち1回目のワクチンを打ってから3ヶ月経った場合の値です。
実際には、ワクチンを打ったグループと打たないグループの打ち初めからの比較が大事ですね。
実際にワクチンを打った場合と打たなかった場合を、打ち初めから比べた場合には、予防効果は6ヶ月から23ヶ月の乳幼児では16%、2歳から4歳の幼児では32%でした。


これが最後の話で一番大事なことなんですがワクチンを打ったらどこまで予防できるかというのを昨日のデータでこういうグラフを作ってみたんですね。
4回目ワクチン接種率と100万人あたりの各都道府県の感染者数。
これを見ると、ワクチンの接種率の一番高い秋田、山形が一番感染しやすいんですね。
それに対して一番接種率の低い沖縄が一番感染しにくい。
先ほど村上先生が言われたまさに打てば打つほど感染を起こしているのが日本の現時点でそうなっています。
この図で気付く事は、感染率が高いのはみんな東北・北海道さらに長野など寒いところですね。
沖縄などあったかいところは、感染が少ないのですね。
寒い地方から、第8波が忍び寄っていることを示しているのかもしれません。
ワクチンを打っても流行が起こるという事は、世界のデータと併せて考えてみると、4回目ワクチンを打っても感染を防げないことを示しています。
以上です。



後半コメントパート



川田議員:

ありがとうございます。
阿部先生も小児科の先生で来て頂いておりますので、
何か一言いただけますでしょうか。


阿部議員:
大変参考になるお話をありがとうございます。
私も今、時々夜間救急をやっていて印象としてコロナで小さいお子さんの熱性痙攣は増えていると思いますし、クループもいますけれども先ほどの発表にあるようにきちんと医療を追ってケアすれば大半事なきをえているように思います。
その一方で4歳以下の子供のコロナワクチンていうのは、先ほど森内先生もおっしゃいましたが、他のワクチンがいっぱいある中で計画立ててやることすら非常に困難ですし、ましてや3回打たなければ2回目まであがらなくて3回目ていうのは、あれはどう見てもちょっと納得しがたいと思いますので、(自分が)小児科医であるから原則的に小児医療の充実ということで子供は確かに増えていますけど、危機を乗り切りたいと思いながら聞いておりました。
mRNAワクチンが副反応の問題やあるいは免疫に影響を及ぼすのも事実だと私も思いまして、先だってたまたまキューバで不活化ワクチンでコロナのワクチンを作っているというのでキューバ大使にもお話を聞きに行きまして、確かにこの日本のような副反応は起きていないようですので、ワクチン全体がダメというのではなくてより安全で最適なワクチンという事と医療の受け皿の充実という風にかじがきられればいいなと思って今日は拝聴しました。
ありがとうございます。


川田議員:

ありがとうございます。
ほんとにキューバもそうですけど日本も不活化ワクチン作ってるんですけど、でもそれが、中々使われていないという事もあって、日本製の不活化ワクチンも実はあるんですよね。
だから、そういう意味ではそこはもうそういう風な転換もあるのかなと思いながら聞いておりました。
それからワクチンの話についてはですね、本当に今日は皆さんからそれぞれお話をいただいて是非若い人たち、特に本当に子供達にどうするのかということもありますので、早稲田さんも一言いいですか?
もし何かご意見あればお願いします。


早稲田議員:
ありがとうございます。
立件民主党の早稲田です。
今日は大変先生方の貴重なお話を、私も途中からで短い時間でしたけれどもありがとうございます。
ずっと子どものワクチンについてはわたくしも地元の方で亡くなった方がいるというお話もあり、大変疑問を持っている所でございました。
やはり医療に早くかかればコロナで重症化をしないということを踏まえればほんとにこのRNAワクチンを子供にしかも4歳以下も打たなくてはならないという事については、やはり慎重であるべきだと思います。
以上わたくしの意見でございますがありがとうございました。


川田議員:

先ほどもお話ありましたけど、今の累計の話も先ほど先生の方からもありましたが、本当にこのコロナかもしれないということで病院を選んでいるうちに、他の症状もあって助かる命も助からなくなってしまう可能性ってのもあるので、本当に基本的な医療体制の問題を何とかしなければいけないというところも合わせて考えないとと思っております。
ちょっと時間過ぎてしまったんですけど、せっかく泉大津の南出市長と宮沢先生も来て頂いてます。
一言ずつちょっといただけますでしょうか。
宮沢先生まず一言。


宮沢先生:

いろいろ質問があったんですけど、森内先生帰られたんですが・・・。
本当に小児重症化予防効果があるのかというのと、確かに熱性痙攣とか色々脳症が増えてるんですが本当にワクチンで防げるのかよくわからない。
さらに重症化予防効果っていうのもワクチンを打った直後としばらくたってまた全然違っていて我々ウイルス学的、免疫学的にいうと時間がたつと逆効果になるというのは論理的に普通なんですよ。
あのあり得る事なのでそれも加味にして考えてほしい。
そして3回打たないと中和しないっていうのもおかしな話で、それは量を減らしたからでしょ?
そしたら逆効果になる時期まで近くなりますよね。
実は、秋田の状況もそんな感じが私はしています。
それから村上さんがおっしゃった自分を攻撃するというのはまさにこのことで免疫はつくんだけどどうしても自分を攻撃してしまうという致命的欠陥があるんですね。
これは遺伝子治療をやっている我々も分かっていることでターゲッティングするっていうのは何十年も悲願なんですよ。
それができないということでそれが問題。
それからmRNAのシュードウリジンが自然免疫に与える影響、さらに最近分かったスパイクタンパク質自体がエストロゲンレセプターにくっついてシグナルを入れる。
さらに不思議なことにこのスパイクタンパク質自体がなぜか核移行シグナルをもっていて核の中のエストロゲンレセプターにくっつく可能性があるということでこれは子供のことではないんですけど、乳がんの患者、女性に打って大丈夫なのかとかさまざまなわかんないことがたくさんあるので、しっかり議論して一回止めるべきだと思っています。


川田議員:

ありがとうございます。
南出市長お願いします。


南出市長:

このような貴重な場を設けていただいて心から感謝を申し上げたいと思います。
さっき宮沢先生が言ったことと同じで本当に重症化予防効果があるんですか?
熱性痙攣を防げるんですか?っていうこととか努力義務を決定した分科会を見ますとVE(Vaccine Effliciency)という予防効果も12~15歳については時間がたつとVEがマイナスになると下の5~11歳については超短期間しかデータが出てないんですよね。
これが秋田なんかを見ますと接種率が一番高いのに感染爆発が起きている。
じゃぁ、ほかに重症化は全然起きてないんですか?とか、入院の状況はどうなんですか?とか、なんでこんなことが起こっているのかっていうところを冷静にみますと海外はもう止めている。
日本は非常に情報が遅れているし、そもそも今日専門の先生方が言ったようなこういった免疫とかワクチンのメカニズムをわかっている先生方がこの分科会の中にどれほどはいってるんですかっていうのがまったく我々見ていてわかりません。
なのでぜひとも、浦島太郎のような状況の日本ですけども、ぜひともこういった議論の場を国民に公開の場でやっていただきたい。
接種を勧める自治体の市長としてやっぱり現場で色々なことが起こっています。
心筋炎が子供に起こるんですよ?大丈夫ですか?
森内先生さっき心筋炎は治りますっておっしゃいましたけど、ホンまですか?と心配でしかない。
なんでこんな重篤副反応が多いんですか?とか亡くなってる子がなんでいるんですか?とかいうところもちゃんと公でもっともっとやっていただきたいなと思いますし生理の不順や止まってしまったというような月経異常の相談も市内外増えています。
中長期のことは誰もわからないと思うんで、ぜひともこのあたり積極的情報発信をやっていただいて、もう少し冷静に議論、判断をしてバランスの良い情報提供をしていただきたいなと心から思います。
以上です。


川田議員:

ありがとうございます。
最後小島先生の方から厚労省に質問があるそうなのでお願いします。


小島先生:

一番問題なのは日本の例えばワクチンの予防効果って何%ていえますか?
無いんですね。
自分で厚労省の発表するデータを使って計算してみました。
あれはほとんど海外のデータとあってるんで間違いないと思うんですが少なくとも感染研が出したものは海外のデータとは大きく違う。
ところがこの9月になったら厚労省はデータを出さなくなったんですよ。
それでもう、計算できなくなった。
実は重症化予防効果も感染研が4月まで発表していたデータで計算可能でした。
重症化予防効果のデータも持ってるんですが感染研と厚労省のデータが違うからっていう例の騒ぎでそれから感染研がワクチンの接種回数と重症者数を示したデータを出さなくなった。
だから、これからオミクロン対応ワクチンを打っても本当に日本で効果があるかどうかってわかんないんですね。
検証できないような状態にしてるんですね。
これはおかしいんじゃないか?
みなさん調べればわかるんですが、世界中でどこの国でも何%のVE(Vaccine Effliciency:ワクチン効果)があるかを発表しているというのに日本には(VEのデータが)ないんです。
こんなバカなことがありますか?
1億人に3億回打って。
これが、日本の現状でそれに基づいて政策が決められているということを皆さん知っておいたほうがいいと思います。


厚生労働省代表者:

確かに我々は打った後の副反応の関係は見ていますが実際にどれだけの効果があるのかというのは研究班等でやっておりますけれども先生がおっしゃるような大規模な数にはまだ至っていないのかなと思っております。
あと感染研がというか、データが取れなくなった点についてはいま詳しいものがいないのでなかなか言及できないんですけれども、おそらく発生統計等に関する情報についてどういったものがとれなくなったのか・・・


小島先生:

ひとつだけよろしいですか?
今よく分かったのは、後遺症を見てるから予防効果は知らないというようなことを言われたんですね。
どこまで縦割りになってるかってことを正に証言されたんです。
これは大きな問題です。
あるいは大きなデータを使って計算してないというんですが、私のような素人でも1時間かからず海外と同等のデータがでるんです。
やってないんじゃなくてやらないんでしょうね。
あのデータ(厚労省が出していたデータ)にどれだけお金をかけてるかと。
すぐやれることを出さないというのがやはりこれがおかしいかなと思います。
素人でもできるようなことをやらない何か闇があるなぁと思います。


川田議員:

やれるのにやらない?データがない?
出し方もそうですし、もう一度小島先生の方から


小島先生:

データがないわけじゃなくて、9月15日まではアドバイザーボードでちゃんとデータを出してた。
それが出さなくなったということですね。
それは例の全部調べなくなったということが理由なんでしょうが、それをやったらこれからオミクロンワクチンを打って日本で何%効くんですか?
効いてるのか効いてないのかっていうのが有耶無耶になるんですね。
これが非常に大きな問題です。


厚生労働省代表者:

ご指摘として受け止めさせていただきたいと思います。


川田議員:

また国会の方でちゃんと聞いて追及していかないといけないところだと思いますし国会議員としてしっかり議論を国会の場で作っていきたいと思います。
今日は先生方もなかなかお忙しい中ありがとうございました。
またみなさんも短い中、まとめてお話ししていただくとご無理を言って申し訳ありませんでした。
ホントに皆さんの話を聞いて国会議員としてこれをしっかり国会の議論に活かしていく必要があると思いますし、それから今日聞いていただいているみなさん、ネットでもかなりたくさんの方が注目をしていることだとおもいますので、ぜひこれを機会にまたこういった議論が盛り上がっていくことを期待したいと思います。
あと今日厚労省の皆さんに聞いていただいたということですので、今後の検討会等も我々しっかり見ていきたいと思います。
国会議員の皆さんも今日はありがとうございました。
参加していただいたみなさんもありがとうございました。
引き続きこの議連の方ではこの勉強会、活動をしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
最後までありがとうございました。


誤記、XXXXの意味の分かる方ご指摘お願いします。m(_“_)m

ワクチン/専門家を交えたワクチン大議論会10.18.txt · 最終更新: 2022/11/18 01:12 by hamauser